ここ連休中は暖かい日が続いていましたが今日は朝から雨模様。
冷たい雨が降っています。明日はまた日が差して来るみたいです。
ずっと公私ともに多忙を極めている日々ですが趣味である熱帯魚も
実はちゃんと飼育しています。水替え等ちょっとおサボリ気味のところも
あるのですがえさやりはちゃんとやっています。
今回は久しぶりのグッピー状況を書いてみました。
最近力を入れている「シンガーブルーネオンタキシード」。6年前位に飼育再開した
グッピーですがそのころからずっとネオンタキシード系を中心に飼育を楽しんできました。
昨年までは元にいたトパーズ系ネオンタキシード、プラチナ系ネオンタキシードを
サンセット系と合わせてやっていましたが背びれの大きさやボディーの輝きに魅力が
あるシンガーブルー系の新たなネオンタキシードの着手に昨年秋から取り組んできました。
写真のサカナはシンガーブルーレッドタキシート♂とRRE・ブラオネオンタキシード
(アクアマリン系)♀との交配により出現した新世代のシンガーブルータキシードになります。
元の親はオスにレッドテール(ブラオ優性ホモ)、メスにブラオ(ブラオ劣性ホモ)を
交配していますのでそのF1はすべてネオンタキシード(ブラオヘテロ)となります。
オスは普通種でメスはリアルレッドアイ・アルビノですからすべてアルビノ・ヘテロでもあります。
こちらの個体はソリッド遺伝子を継承したのか体色にソリッド表現があります。
こちらの個体は上のオスと同腹ですがソリッド遺伝子は受け継いでなかったようです。
ただ、残念ながら水替えの際尾びれの先が溶けてしまったのが惜しまれます。
繁殖には少し歳を過ぎてしまいましたがまだメスを追いかけますのでそのまま飼育してます。
やや大きな背びれと濃いブルーの尾びれが結構気に入っています。
上のオスと同腹のメス。こちらは背びれから尾びれにかけてソリッド遺伝子の特徴である
光沢鱗が確認できます。非常にまれな個体で50匹に1匹くらいの割合で見つかっています。
こちらのメスも同じく同腹ですがソリッド遺伝子は持っていません。ボディーの輝きで
区別できる事が分かります。現在はこの2つのタイプのシンガーブルーネオンを同胎交配して
F2を誕生させています。アルビノヘテロですからメンデルの法則に従って普通種3に
対してアルビノ1(理論値25%)が誕生しています。
F1のいわゆる雑種強勢の効果がかなり出ている個体ではありますがF2への期待も
なかり持てそうです。
こちらの写真はサンセットネオンタキシード♂にブルーテール(欧米系)タキシード♀を
交配したF1です。欧米系らしいタキシード班がうかがえる品種となっております。
オス・メスともに普通のタキシードとブルーテール系の表現が表れたF1でしたが
F2の交配はブルーテール由来のモノをオスメスにそれぞれ交配してみましたが
ブルーテール由来のタキシードには固定できませんでした。現在もF3交配用に稚魚を
飼育しています。
生まれたブルーテールタキシード由来のメスから誕生したF2の稚魚。このなかから
次世代のブルーテールタキシードの候補が誕生する事を期待しています。
こちらはアルビノ・サンセット・プラチナネオンタキシード。交配に使った元のオスは
上記にあるサンセットブルータキシードのオスと同じです。メスはアルビノブラオネオン
タキシードで一番上に紹介したシンガーブルータキシードのメスに使用した系統のメスです。
普通種とアルビノ種との交配でしたがたまたま交配に使ったオスがアルビノヘテロだったようで
F1からアルビノが誕生しました。前回作出したアルビノサンセットネオンよりも各ひれの
張りや大きさ、尾びれの色の濃さ、そして一番魅力なのは金色に輝くボディーでしょうか。
これはサンセットの遺伝子が連動していると考えられます。F2でさらに分離がおきますので
是非ともそれらを固定してゆきたいと考えています。
上のサンセットプラチナネオン系のF2の稚魚。当然ヘテロのメスに劣性ホモのオスと
交配しておりますので理論値は普通種・アルビノが50%ずつ誕生します。
サンセットタイプはプラチナ系とブルーテール系の2種類で改良を進めて行きます。
最初に紹介したシンガーブルー系はこちらの系統と全く血縁はありませんが互換性の
あるネオンタキシードがゆえに出来上がりの状態を見ながら織り込んで改良品種を目指します。
最後はアルビノフルレッド。昨年夏に綺麗なアルビノフルレッドタキシードを作出しましたが
そのF2の子供が誕生せず、残っていたメスに今回タイ系のフルレッドを掛け合わせる事に
しましたが。しかし・・・、このサカナに限ったことではありませんがタイのサカナは
非常に癖があってなかなか上手く飼育するにはコツが要ります。その証拠に生後3か月ほどの
オスを10匹あてがっていますがもう1か月も経っているのちメスは妊娠の兆しがありません。
なのでもっと繁殖が活発そうなプラチナフルレッドのオスと交配してみる予定です。
しばらくぶりのグッピー便りでしたがまた進展がありましたがご紹介します。